イベント2025/10/20

OSAKA TECH DAY 2025出展レポート:「AI時代に何を作る?」60名以上が体験したリアルタイム共創実験

OSAKA TECH DAY 2025出展レポート:「AI時代に何を作る?」60名以上が体験したリアルタイム共創実験

2025年10月7日、大阪ヘルスケアパビリオン リボーンステージで開催された「OSAKA TECH DAY」に、株式会社CoPaletteが出展しました。「創るたびに、強くなる。」をテーマに、AI時代のハッカソン文化と、誰もがクリエイターになれる未来を来場者とともに探求した1日間の様子をレポートします。

スクリーンショット2025-10-2015.23.25.png

イベント概要

OSAKA TECH DAYは、テクノロジーとイノベーションをテーマにした大阪発の技術展示イベント。2025年10月6日〜7日の2日間にわたり開催され、CoPaletteは7日に出展しました。

  • 開催日: 2025年10月6日(月)〜7日(火)
  • 会場: 大阪ヘルスケアパビリオン リボーンステージ
  • CoPalette出展日: 10月7日(火)
  • 来場者数: 約60名がブースを訪問

展示内容:3つの体験コーナー

1. みんなで作るHP:リアルタイム共創実験

PXL_20251007_012111306.jpg

メインアトラクションとして、最も注目を集めたのが「みんなで作るHP」でした。

最初は真っ白な1ページからスタート。来場者の「こんな機能があったら面白い!」というアイデアを、その場でAIを使ってコーディングし、リアルタイムで実装していく実験的な取り組みです。

実装の流れ:

  1. 来場者がアイデアを提案
  2. Claude Code(AIアシスタント)に自然言語で指示
  3. 数秒〜数十秒でコードが生成・実装
  4. 即座にデプロイして動作確認

この体験を通じて、「AIがプログラミングをどう変えるのか」を肌で感じていただきました。

GitHub: https://github.com/copalette/expo-collaborative-site
完成したサイト: https://main.dl5xvciesg2jl.amplifyapp.com/

プレゼンテーション:「創るたびに、強くなる。」

_MG_0627.JPG

ブースでの展示に加えて、10分間のプレゼンテーションを実施しました。

プレゼンの構成

  1. ハッカソンとは何か?
    日本全国で年間100回以上、累計1万人以上が参加するハッカソン文化の紹介

  2. 実例紹介
    「文字もじ」「みんパズ」など、3日間で開発された作品の実演

  3. AI時代の開発スピード
    生成AIを使った「爆速開発」の実演。「第6回の募集開始しました、という一文を追加して」という指示から、1秒でコードが更新される様子を披露

  4. 未来のメッセージ
    「これまではエンジニアが作る時代。これからは、みんなが作る時代へ」

多くの方がCraftStadiumにも具体的な興味を示してくださいました。

印象的だった来場者層

関心を持った方々:

  • リテラシー高めの社会人: 実際に社内でハッカソンを実施したことがある方、新卒採用でハッカソンを検討したことがある方など
  • 教育感度の高い保護者: 高校生のお母さん、親子連れの大学生
  • 学生: 中学生〜大学院生まで、プログラミング経験者
  • 技術愛好家: ラズパイなど低レイヤー技術に興味がある方

アンケート結果:「AI時代に何を作りたい?」

スクリーンショット2025-10-2015.28.06.png

来場者に「AI時代にあなたは何を作りたい?」という質問を投げかけ、FigJamボードにアイデアを書き込んでいただきました。

カテゴリー別の主なアイデア:

  • 赤(医療・健康): 介助してくれるロボット、手術歴に応じた体調管理・終活アプリ
  • 黄(教育): 昔の5〜6歳の頃の自分の子供と喋れるアプリ
  • 緑(交通): ネット環境がなくても使えるマップアプリ
  • 水色(エンタメ): 人と交流するのが好き、音楽を演奏する際のミスから人間味を抽出
  • 青(食・観光): 脳の波形から食べたいものを考えてくれるAI、イベント検索・リマインドアプリ
  • 紫(仕事効率化): お母さんみたいなリマインダー
  • グレー(その他): メイドさんみたいなAI、小説を自動で作ってくれるアプリ

得られた気づき:ハッカソン文化の普及が鍵

今回の出展を通じて、改めて認識したのは「ハッカソンはリテラシーが高い人からは高い関心がある領域」だということです。

技術に詳しい方、教育に感度が高い方、クリエイティブな仕事に携わる方々からは、「こういう機会を探していた」「参加してみたい」という声を多くいただきました。

一方で、より多くの人にハッカソン文化を届けることが、私たちの次の課題であることも明確になりました。

Expo共同制作プロジェクト - みんなで作るHP

[画像: SUMMITのトップ画面を挿入]

まさに「みんなで作るHP」の成果物は以下のようになりました。

スクリーンショット2025-10-2015.31.29.png

https://main.dl5xvciesg2jl.amplifyapp.com/

このサイト自体が、来場者のアイデアとAIの力を組み合わせて、わずか数時間で形になった証です。

まとめ:誰もがクリエイターになれる時代へ

スクリーンショット2025-10-2015.32.45.png

OSAKA TECH DAY 2025での展示を通じて、私たちは確信しました。

AIは、プログラミングの民主化を加速させる。

これまではエンジニアだけが作れた時代から、アイデアさえあれば誰もが形にできる時代へ。その橋渡しをするのが、ハッカソンというフォーマットであり、CraftStadiumというプラットフォームです。

次のステップ

今回得られた知見を活かし、私たちは以下の取り組みを強化していきます:

  1. ハッカソン文化のさらなる普及
    初心者向けのハッカソンや、特定領域に特化したハッカソンの企画

  2. 教育機関との連携強化
    学生や教育感度の高い保護者層へのアプローチ

  3. AI開発ツールの民主化
    より多くの人が、AIを使った開発を体験できる機会の創出

ハッカソンでお待ちしています

[画像: CraftStadiumのロゴとURL]

「あなたは何を作りますか?」

この問いに対する答えは、一人ひとり違います。でも、その答えを形にする場所は、CraftStadiumにあります。

次のハッカソンで、あなたとお会いできることを楽しみにしています。


CraftStadium: https://www.craftstadium.com
お問い合わせ: https://www.copalette.org/contact

関連リンク:

  • みんなで作るHP GitHub: https://github.com/copalette/expo-collaborative-site
  • 完成サイト: https://main.dl5xvciesg2jl.amplifyapp.com/
  • OSAKA TECH DAY公式: https://teqs.jp/osakatechday