OSAKA TECH DAY 2025出展レポート:「AI時代に何を作る?」60名以上が体験したリアルタイム共創実験

2025年10月7日、大阪ヘルスケアパビリオン リボーンステージで開催された「OSAKA TECH DAY」に、株式会社CoPaletteが出展しました。「創るたびに、強くなる。」をテーマに、AI時代のハッカソン文化と、誰もがクリエイターになれる未来を来場者とともに探求した1日間の様子をレポートします。

イベント概要
OSAKA TECH DAYは、テクノロジーとイノベーションをテーマにした大阪発の技術展示イベント。2025年10月6日〜7日の2日間にわたり開催され、CoPaletteは7日に出展しました。
- 開催日: 2025年10月6日(月)〜7日(火)
- 会場: 大阪ヘルスケアパビリオン リボーンステージ
- CoPalette出展日: 10月7日(火)
- 来場者数: 約60名がブースを訪問
展示内容:3つの体験コーナー
1. みんなで作るHP:リアルタイム共創実験

メインアトラクションとして、最も注目を集めたのが「みんなで作るHP」でした。
最初は真っ白な1ページからスタート。来場者の「こんな機能があったら面白い!」というアイデアを、その場でAIを使ってコーディングし、リアルタイムで実装していく実験的な取り組みです。
実装の流れ:
- 来場者がアイデアを提案
- Claude Code(AIアシスタント)に自然言語で指示
- 数秒〜数十秒でコードが生成・実装
- 即座にデプロイして動作確認
この体験を通じて、「AIがプログラミングをどう変えるのか」を肌で感じていただきました。
GitHub: https://github.com/copalette/expo-collaborative-site
完成したサイト: https://main.dl5xvciesg2jl.amplifyapp.com/
プレゼンテーション:「創るたびに、強くなる。」
ブースでの展示に加えて、10分間のプレゼンテーションを実施しました。
プレゼンの構成
-
ハッカソンとは何か?
日本全国で年間100回以上、累計1万人以上が参加するハッカソン文化の紹介 -
実例紹介
「文字もじ」「みんパズ」など、3日間で開発された作品の実演 -
AI時代の開発スピード
生成AIを使った「爆速開発」の実演。「第6回の募集開始しました、という一文を追加して」という指示から、1秒でコードが更新される様子を披露 -
未来のメッセージ
「これまではエンジニアが作る時代。これからは、みんなが作る時代へ」
多くの方がCraftStadiumにも具体的な興味を示してくださいました。
印象的だった来場者層
関心を持った方々:
- リテラシー高めの社会人: 実際に社内でハッカソンを実施したことがある方、新卒採用でハッカソンを検討したことがある方など
- 教育感度の高い保護者: 高校生のお母さん、親子連れの大学生
- 学生: 中学生〜大学院生まで、プログラミング経験者
- 技術愛好家: ラズパイなど低レイヤー技術に興味がある方
アンケート結果:「AI時代に何を作りたい?」

来場者に「AI時代にあなたは何を作りたい?」という質問を投げかけ、FigJamボードにアイデアを書き込んでいただきました。
カテゴリー別の主なアイデア:
- 赤(医療・健康): 介助してくれるロボット、手術歴に応じた体調管理・終活アプリ
- 黄(教育): 昔の5〜6歳の頃の自分の子供と喋れるアプリ
- 緑(交通): ネット環境がなくても使えるマップアプリ
- 水色(エンタメ): 人と交流するのが好き、音楽を演奏する際のミスから人間味を抽出
- 青(食・観光): 脳の波形から食べたいものを考えてくれるAI、イベント検索・リマインドアプリ
- 紫(仕事効率化): お母さんみたいなリマインダー
- グレー(その他): メイドさんみたいなAI、小説を自動で作ってくれるアプリ
得られた気づき:ハッカソン文化の普及が鍵
今回の出展を通じて、改めて認識したのは「ハッカソンはリテラシーが高い人からは高い関心がある領域」だということです。
技術に詳しい方、教育に感度が高い方、クリエイティブな仕事に携わる方々からは、「こういう機会を探していた」「参加してみたい」という声を多くいただきました。
一方で、より多くの人にハッカソン文化を届けることが、私たちの次の課題であることも明確になりました。
Expo共同制作プロジェクト - みんなで作るHP
[画像: SUMMITのトップ画面を挿入]
まさに「みんなで作るHP」の成果物は以下のようになりました。

https://main.dl5xvciesg2jl.amplifyapp.com/
このサイト自体が、来場者のアイデアとAIの力を組み合わせて、わずか数時間で形になった証です。
まとめ:誰もがクリエイターになれる時代へ

OSAKA TECH DAY 2025での展示を通じて、私たちは確信しました。
AIは、プログラミングの民主化を加速させる。
これまではエンジニアだけが作れた時代から、アイデアさえあれば誰もが形にできる時代へ。その橋渡しをするのが、ハッカソンというフォーマットであり、CraftStadiumというプラットフォームです。
次のステップ
今回得られた知見を活かし、私たちは以下の取り組みを強化していきます:
-
ハッカソン文化のさらなる普及
初心者向けのハッカソンや、特定領域に特化したハッカソンの企画 -
教育機関との連携強化
学生や教育感度の高い保護者層へのアプローチ -
AI開発ツールの民主化
より多くの人が、AIを使った開発を体験できる機会の創出
ハッカソンでお待ちしています
[画像: CraftStadiumのロゴとURL]
「あなたは何を作りますか?」
この問いに対する答えは、一人ひとり違います。でも、その答えを形にする場所は、CraftStadiumにあります。
次のハッカソンで、あなたとお会いできることを楽しみにしています。
CraftStadium: https://www.craftstadium.com
お問い合わせ: https://www.copalette.org/contact
関連リンク:
- みんなで作るHP GitHub: https://github.com/copalette/expo-collaborative-site
- 完成サイト: https://main.dl5xvciesg2jl.amplifyapp.com/
- OSAKA TECH DAY公式: https://teqs.jp/osakatechday